介護職のキャリアアップに欠かせない「経営者の視点」とは

介護職のキャリアアップに欠かせない「経営者の視点」とは

介護職のキャリアアップに欠かせない「経営者の視点」とは

介護の仕事は、人と人との触れ合いの仕事です。よい仕事が出来ているかどうかを「数字」や「お金」で評価することはあまりありません。でも一般的な民間企業においては、予算や売上、ひとりひとりの営業成績など、常に数字とお金がついて回ります。

 

現場で仕事をしていると、心のこもったケアというように、簡単には数字では表せないことが大切ですが、管理職となれば、介護職であっても数字やお金についての意識が求められます。

 

数字やお金と聞いて想像しやすいのは、やはり「お給料」でしょうか。給料はもちろんお金であり、経営的には人件費という数字でもあります。経営者が従業員に給料を払うためには、売上が必要です。

 

では、ここで質問です

自分の職場のデイサービスに来ている利用者さんの一日あたりの利用料や、施設での一泊の部屋代を答えられますか?

 

日頃意識することがなくて、答えらないという人が多いのではないでしょうか?

 

ラーメン屋の店員が、自分の店のラーメンが一杯いくらか分からなかったら仕事になりませんが、介護の仕事では自分たちが提供するサービスの料金について聞かれることはほとんどありません。その理由は、介護業界の収益構造にあります。

 

介護事業には、サービス一つ一つに国で定められた単価があります。食費など保険外のサービスは別として、事業者が勝手に値段を付けることはできません。

 

どのサービスを使っても基本的に値段は同じだから、聞かれることもないというわけです。一律の金額が保証されていることで、値下げ競争に巻き込まれる心配はありません

安心してばかりもいられません

高齢化が進む一方の日本においては、介護保険財政が厳しさを増しています。介護保険は3年に一回、単価の見直しが行われます。財源不足を背景に、単価が下げられる傾向にあります。

 

事業所によっては運営が成り立たず廃業してしまうケースもあります。国の方針一つで経営が左右されてしまう不安定さがあるのです。

 

介護職としてのキャリアアップを重ねて、いつかは施設長や管理者を目指そうという方も多いかと思います。そうなると、数字やお金を意識して業務にあたることも大切になってくるわけです。